川口市とさいたま市浦和区には、猫が多いことで有名な公園があります。日曜の午後にその2つの公園を散策してみましたが、残念ながら成果は2か所あわせて猫一匹のみでした。
川口自然公園
川口自然公園は、武蔵野線の東川口駅と東浦和駅の中間にある公園です。どちらの駅からも歩くと30分くらいかかります。東川口駅の南口1番乗り場から、1時間に2本ほど路線バスがあります。
国際興業バスの「東川05系統 差間循環」に乗車して、「川口自然公園」停留所で下車。バス停から徒歩5分程で公園につきます。
公園の手前には江戸時代に開削された見沼代用水が流れています。日本三大農業用水のひとつです。用水に沿ってハイキングコースが作られています。このあたりはサクラの名所です。
公園内には湿地が保存されていて、渡り板の上をザリガニ探しの親子が行き来しています。外周の散歩道は立木に囲まれ、自然公園という名前どおりの自然が残されています。このあたりの林にはタヌキが住んでいるそうです。猫もいいけどタヌキも見てみたいな。
見上げると空に大きなクモの巣。
園内の池には釣り人がたくさんいました。
この公園は昔から猫が多いことで知られていて、ネット上には園内で暮らす猫の写真が多数アップされています。しかし、この日は、公園を何周もしたのに、ただの一匹も発見できません。
園内には、捨て猫禁止の立て看板。
この看板がある公園には、猫がいるはずなんですが・・・。
あきらめて次の目的地に移動しようかと思った矢先、いました。公園入口付近のベンチ上に、探していた愛しいシルエットを発見。
近づいても逃げないのは、人に可愛がられているからでしょう。もと飼い猫でしょうか。
最近マイブームのハチワレ猫です。わたしは以前はキジトラが一押しだったのですが、なぜか最近ハチワレがものすごく可愛く思えてきました。今日もハチワレに会えてよかった。
この公園であえたのはこの子だけでした。バスに2本乗って、この日の次の目的地「さぎ山記念公園」に移動します。
さぎ山記念公園
さいたま市緑区の「さぎ山記念公園」も、猫が多いことで知られる公園です。東川口駅の北口バス乗り場から「さいたま東営業所」行の路線バスで約30分。午後3時ころ公園につきました。暗くなる前に何周かできそうです。
広々とした気持ちのよい公園です。しかし、猫は見あたりません。
公園内の池には釣り糸を垂れる人が多数。釣果を期待した猫がウロウロしていてもよさそうなものですが、まったく見かけません。
公園の横には見沼代用水が流れます。このあたり一帯は江戸時代の大規模な治水工事で作られた広大な田園地帯で、俗に「見沼たんぼ」と呼ばれます。川口自然公園から用水沿いの遊歩道を歩いてここまで来れます。
用水を挟んで、隣にも大きな公園があります。「見沼自然公園」です。こちらもぐるっと歩いて回りましたが、やっぱり猫はいません。
こんなに暗くなるまで探しましたが、結局、一匹も見つかりませんでした。
猫がたくさん暮らしている公園では、夕方暗くなる前に近所の猫好きの人や愛護団体のボランティアの方がエサをやりにくることが多いです。不妊手術で繁殖を抑えたうえで、今生きている猫達には命を全うしてもらおうという活動です。
この日は、ボランティアの人も全く見かけませんでした。ということは、この公園にはもう猫はいないのでしょうか? それとも、たまたまタイミングが悪かっただけでしょうか?
そういうわけで、さぎ山記念公園の猫の写真は紹介できません。野良猫が多いといわれている公園なので、行ってみたが猫に会えなかったという報告も、それはそれとして情報価値があると思い、あえて記事にしました。