佐柳島は噂に違わぬ猫の島
佐柳島に到着
多度津からフェリーに乗って佐柳島に到着しました。
佐柳島へのアクセス・行き方は、別記事に旅行記としてまとめたのでそちらを参照してください。
佐柳島は、南北に長いナスのような形をした島です。北と南にひとつづつ集落があり、北が長崎、南が本浦です。2つの集落は徒歩で30分くらい離れています。フェリーは南の本浦港に着きました。
本浦集落の猫たち
路地の猫たち
まずは本浦の集落を散策します。わざわざ探すまでもなく、路地のそこここに猫がいます。猫の島に来たな~、と実感します。幸せです。
佐柳島の猫は、こういう白地の猫が多いです。特定の柄の猫が多くなるのは、交配の範囲が狭い島の猫の特徴です。
建設中の家と猫。ここは涼しそうですね。
子猫たち
事前の情報で今年の佐柳島は子猫が豊作だと聞いていました。そのとおりでした。この日、子猫だけで30匹近く見かけました。
子猫を従えているせいか、こちらを見る母猫の視線が厳しいです。ここで手を伸ばしたら100%引っ掻かれます。写真撮るだけだから大丈夫だよ。安心してね。
日陰のコンクリートは身体の熱を冷ましてくれるのかな。猫の身体は汗腺が少なくて熱があまり逃げないので、こうやって冷やさないとオーバーヒートします。
島の商店(山路酒店)の猫たち。この商店に2回足を運んだのですが、一度目は昼休み、二度目は「桟橋に行っています」という青い看板が出ていて、中には入れませんでした。
本浦集落の墓地の山側にお寺があります。お寺なのだから敷地に無断で入ってもよかろうと思い、ずかずか入っていくと、子猫を含む猫の集団がいました。
こちらは授乳中。暑いのに、お母さんも大変だ。うちは子猫が生まれたことはないので授乳シーンを見るのは初めてでした。横の2匹はもうお腹いっぱいになったのかな。
海辺の猫
本浦集落のはずれで、海に向かって歩いて行く猫を見つけたので、あとをつけてみました。
撮りたかった「海と猫」の写真が撮れました。ありがとね。猫ばかり見ていて、水平線が傾いてしまいました。シロウト写真ゆえ、ご勘弁を。
海と島と堤防と(=^・^=)。
徒歩で長崎に向かいます
長崎への長い道のり
本浦から長崎へは、海岸沿いの舗装路を歩いて30分ほどかかります。炎天下、かなり過酷な道のりでした。
こんなところには、猫の子一匹いません。人も、一人も会いませんでした。車もバイクも自転車もみかけません。ずっとひとりで歩きました。
ようやく辿り着いた長崎集落の入り口には、フェリー用の船着場と小さな待合所がありました。待合所には扇風機があります。わたしが入っていくと、風にあたっていた中学生くらいの男の子がどうぞと譲ってくれました。ありがとね。
船着場には、「ようこそ猫の島に」と書いた猫柄のブイが下がっています。
長崎集落の猫たち
ほんとうにさりげなく、猫が歩いています。
海岸の猫
長崎集落の猫たちは、カメラを持った人が海に向かって歩いて行くと後を着いてきます。誰かがときどき餌で誘って海沿いで写真を撮っていると想像されます。
タコつぼと猫。子猫だったら入って遊びそうですね。
日陰の猫達
この日は快晴で気温は35度以上。猫はみな日陰で休憩中です。
道路の真ん中でぴったり日陰に収まっている猫。
本浦に戻り、真鍋島に向かいます
真鍋島行きの船の時刻が近くなってきたので、また灼熱ロードを歩いて本浦に戻ります。この時点ですでに日焼けがひどく、そのうえ汗だくで、このままでは東京の街を歩けないほどボロボロになって本浦港にたどり着きました。
定刻に港にやってきた真鍋島行きの小型艇のキャビンに冷房が入っていたおかげて、多少持ち直しました。下の写真の右側にちょっと写っているのが真鍋島行きの小型船。左のフェリーで四国側から運んできた荷物を積み替えているところです。
次は真鍋島に向かいます。
真鍋島の景色や猫たちについてはこちらの記事をどうぞ。
佐柳島への行き方や、この日の旅程全般についてはこちらの記事をどうぞ。