佐柳島へのアクセス 『猫の島』瀬戸内横断フェリーの旅

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佐柳島の概要

佐柳島

佐柳島は、香川県多度津沖の瀬戸内海に位置する周囲約6kmの島。島内に猫が多いため「猫の島」とも呼ばれる。

所在地: 香川県仲多度郡多度津町(塩飽諸島)

面積 : 1.83k㎡

人口 : 約80人(平均年齢75歳)

佐柳島への行き方

🚃 高松からJR予讃線で多度津駅まで約40分(660円)。

👣 多度津駅から多度津港まで徒歩約20分。

🚢 多度津港から佐柳島まで、三洋汽船のフェリーで50分(本浦港まで680円/長崎港まで780円)。

真鍋島について

今回は、佐柳島といっしょに真鍋島も回りました。真鍋島は岡山県笠岡市に属する小さな島。佐柳島と同じく、猫の島として知られます。

真鍋島の概要

真鍋島は岡山県の島なので、岡山県側から1日に数便の船が出ています。佐柳島(香川県)から真鍋島への船は、週に1便(土曜日)だけです。

佐柳島と真鍋島の距離は約2.5km、船で約20分です。

瀬戸内海横断フェリーの旅

わたしが旅行に選んだのは土曜日。

土曜日だけ佐柳島から真鍋島にでている船に乗船するためです。ここが繋がると、四国から塩飽諸島と笠岡諸島の島々を経由して本州へわたるルートが成立します。

高松から佐柳島へ

今回の旅は、佐柳島と真鍋島を一日で廻って猫の写真を撮る忙しいスケジュールなので、朝早くから動きました。

多度津港を9:05に出港するフェリーに乗るために、高松市内に前泊し、7時前にホテルを出発しました。

旅のタイムテーブル

具体的な旅程は次のとおりです。

🚃 高松7:07→多度津駅7:41(660円)

🚢 多度津港9:05→佐柳本浦9:55(680円)

🚢 佐柳本浦14:50→眞鍋島15:10(340円)

🚢 眞鍋島16:35→笠岡港17:37(1020円)

このスケジュールだと、佐柳島に5時間滞在できます。

船の時刻表です。

(四国から佐柳島へ)

多度津港発 本浦着 長崎着
6:55 7:50
9:05 9:55
14:00 14:50 15:05
16:20 17:10

(佐柳島から四国・真鍋島へ)

本浦発 長崎発 多度津着 真鍋島着
7:50  8:05 8:55
10:00 10:50
14:50  15:10 土曜のみ
15:05 15:25 16:15
17:10 18:00

船の時刻は変更の可能性があるので、公式サイトの時刻表を確認してください(三洋汽船

高松駅から多度津港へ

高松駅付近には繁華街がないので、早朝からやっている飲食店は殆どありません。駅そばも7時開店なので、今回の旅程にはぎりぎり間に合いません。駅構内のセブンイレブンで、おにぎりを買い、多度津に向かうJR予讃線の電車の中で食べました。

なお、後になってわかったのですが、多度津港の近くには早朝営業のセルフうどん店があります。今思えば、多度津港で遅い朝食兼早めの昼食を食べたほうがよかったです。

高松駅から多度津駅までは、JRで35分程度です。高松から岡山行きの快速マリンライナーに乗車し、ひと駅目の坂出駅で予讃線の各駅停車に乗り換えます。岡山行き快速はそこそこ混んでいましたが、予讃線の各駅停車はガラガラでした。

多度津駅

JR多度津駅は予讃線と土讃線の分岐駅です。四国の鉄道発祥の地なのだそうで、駅前にはSLの車輪をモチーフにした記念碑がありました。

駅から少し離れた線路沿いにはSLが保存されています。

どうしてこんな小さな街が四国の鉄道発祥の地になったのかというと、多度津は琴平への経由地なので、金刀比羅宮(ことひらぐう)に参拝する旅客の利用を見込んで鉄道がひかれたのだそうです。今の多度津は静かな街ですが、鉄道が開通した明治22年頃は、讃岐随一の産業文化の中心地だったとのことです。

多度津駅前には一軒だけホテルがあります。見た感じ綺麗なホテルでした。ここに泊まったほうが朝が楽だったと思います。

ホテルトヨタ

多度津の街は、しっとりした美しい街です。港まではかなり距離がありますが、落ち着いた綺麗な通りを歩いて行けるので、それほど苦痛ではないです。

旧街道沿いには歴史を感じさせる古い家並みが並びます。この川は、桜川というのだそうです。

多度津港

多度津港というと立派な港がありそうな感じですが、実際は漁船が十隻ほど係留されている船溜まりに、乗船用桟橋が作ってあるだけの簡易な施設です。普段は無人で、1日数便の船が来るときだけ係員がどこからかやってきます。

JR多度津駅から船着場までは少し距離があります。バスはなく、徒歩で約20分程度かかりますが、歩きやすい道です。

自動車で行く場合は、桟橋の20メートルほど先の自転車置き場付近に駐車場があります。実際に自家用車で来た方が港の係員に確認してOKと言われていたので、たぶん間違いないと思います。

多度津駅や多度津港の近くには商店街はありません。朝から買い物ができる場所はコンビニだけです。船着場から徒歩5分程度の場所にローソンがあります(上掲地図参照)。

佐柳島には小さな商店はありますが不定期営業です。自動販売機もないです。2017年に宿泊施設「ネコノシマホステル」がオープンし、そこでは軽食もとれるらしいですが、この手の施設の通例として、常時開業しているかはわかりません。あまりあてにできない気がします。

なので、一日分の食料と飲料を調達した上でフェリーに乗ることを強くお勧めします。わたしは炎天下の島歩きに備えて、冷えた「いろはす」を4本調達しました。

船着場から50メートルほど離れた国道沿いに、朝7時から営業しているセルフ式の大きなうどん屋があります。9時の出港直前にお腹いっぱいにしておけば、食べ物は持参しなくて大丈夫そうです。うどんは一杯300円前後でした。

準備万端ととのえて、桟橋へ。出港時刻20分前に切符売りのおじさんが手提げ金庫を下げて桟橋にやってきます。佐柳島までは片道680円。下の写真の小屋が、船が来たときだけ開く切符売り場です。

やがて、想像より3倍くらい大きな船が、桟橋に近づいてきました。まわりに停泊しているのは小さな漁船ばかりなので、これでも結構な巨船に見えました。

船は着岸して乗客を乗せるとすぐに出航します。

夏休み期間中の土曜日だというのに、乗客は7人しかいません。うち旅行者らしき人は、わたしを含めて4人。猫の島ブームが来ているという巷の話は本当なのだろうか。

船は、大きな造船所の横を通って瀬戸内海に出ます。今でも日本でこんなに巨大な船を作ってるんだ、と少々感動しながら見ておりました。大型船は幾つかに輪切りにした状態で建造するんですね。

瀬戸内海の船に乗るのは初めてです。どちらを向いても、島影が視界を遮ります。大海原はここにはありません。これが瀬戸内海の景色なんだな〜と感心しました。

フェリーは途中で塩飽諸島(しわくしょとう)の高見島に寄港します。高見島にも猫は多いらしいのですが、今回は寄っていく時間がありません。高見島ではひとりの乗降もなく、船は佐柳島に向かいます。

短い船旅を経て、佐柳島に上陸です。

佐柳島

佐柳島は噂に違わぬ猫の島でした。写真もいっぱい取りました。

佐柳島の猫たちの紹介は、長くなるので別記事にまとめます。そちらもぜひぜひ見てくださいませ。

佐柳島の景色と猫たち

少しだけさわりを載せておきます。

猫の天国を堪能したあと、わたしは次の島、真鍋島に向かいます。

佐柳島から真鍋島へ

真鍋島へ

出航時刻の2時50分に佐柳島の桟橋で待っていたら、小さな船がやって来ました。自動車は運ばない旅客専用の船です。

この船は、岡山県の笠岡港をベースにしていて、岡山県に属する5つの島をめぐって乗客を運びます。その船が、週に一回だけ、土曜日に佐柳島に立ち寄ります。それに乗って本州に渡るのが今回の旅程です。

チケットは乗船してから船内で購入します。真鍋島まで片道340円です。

小さな船ですが、キャビンには冷房が入っています。佐柳島でひどく日焼けをして、腕や顔の肌が陽にあたるとヒリヒリします。船のキャビンは窓に遮光カーテンがかかり、空調が効いてます。キャビンに飛び込んだら、ほっとしました。

真鍋島

佐柳島を出た船は、約20分で真鍋島に到着します。真鍋島には2つの集落があり、以前は佐柳島からの船は岩坪港に着いていたのですが、その後変更になり、今は真鍋港(本浦港)に着きます。

真鍋島は、本州側から一日に何便も船がある島なので、観光化され、佐柳島とは全く雰囲気が違います。家族連れや若者のグループが街を歩いています。民宿多数、自販機も数台あります。よく冷えたミネラルウォーターを半分くらい一気飲みしました。

路地には夏バテした猫たちが伸びています。

真鍋島の景色や猫たちの写真は長くなるので別記事にまとめます。そちらも読んでいてだけると嬉しいです。

真鍋島の景色と路地の猫達

真鍋島から笠岡へ

真鍋島に1時間ほど滞在し、笠岡に向かいます。最後の船旅です。佐柳島から乗ってきて桟橋で待機していた船がそのまま笠岡行きになります。

岩坪発 真鍋発 笠岡着
8:15 8:59 高速船
9:15 9:22 10:28
11:40 12:24 高速船
13:30 14:14 高速船
15:25 15:30 16:20
16:35 17:37
17:28 18:12 高速船

チケットは桟橋手前の案内所で買えます。船内で買うこともできます。料金は1,020円(急行は1760円)です。

真鍋島を出た船は、5つの島を巡って、1時間ほどで笠岡港に到着します。笠岡港は、川をさかのぼったところにある港です。途中で橋をくぐり、かなり内陸まで入って行きます。

笠岡には2つ港があります。真鍋島からの旅客船は、JR笠岡駅に近い笠岡港(別名住吉港/住吉のりば)に着きます。数百メートル海側にある伏越港は、北木島に行く船がでる港です。

笠岡港(住吉港)からJR笠岡駅までは徒歩数分。笠岡駅前は最近の地方都市の例にもれず寂れていますが、一応は商店街があり、駅に隣接してセルフ式のカフェやコンビニがあります。

笠岡駅から岡山方面への山陽本線は頻繁に電車があります。快速電車もあるので、アクセスは便利です。わたしは上りの快速電車で岡山に向かいました。これから東京まで、まだ長旅です。

とりあえず無事に予定の旅程をこなすことが出来ました。唯一計算違いだったのは、ひどい日焼けをしたこと。腕と顔の肌が赤くなり、炎症をおこしています。日にあてたり、お風呂でお湯がかかるとヒリヒリ痛みます。もう完全なやけど状態です。帰京した翌日に皮膚科に行き、ステロイドの消炎スプレーと軟膏を処方してもらいました。

このつぎ夏に猫島めぐりをするときは絶対に長袖を着よう、と心にメモ書きしたのでした。

佐柳島・真鍋島のリンク

佐柳島の景色と猫たち
わたしの旅行記です。佐柳島の猫の写真多数。

真鍋島の景色と猫たち

真鍋島で撮影した写真を紹介しています。

さなぎ島へようこそ
佐柳島の観光地図、伝統文化、交通アクセスなど。

佐柳島のにゃんこ
佐柳島の猫の写真が多数。

瀬戸の島あるき(図書)

観光イラストマップが便利(見どころポイント、商店、公衆トイレの位置など)。

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