青島の猫たちを写真と動画で紹介します。数十匹の猫が群れをなす青島らしい集合写真のほか、海辺をぶらぶら散歩する猫たちも撮影してみました。
青島の猫たち
桟橋の猫たち
フェリーが青島の桟橋に着くと、お腹をすかした猫たちが訪問者を歓迎してくれます。この日は合計19匹のお出迎え。
このあとさらにかなりの数の猫が集まってきました。さすが猫島。
青島への上陸の場面を動画にしてみました。桟橋を走り回る猫の姿をお楽しみください(約2分)。
動画に映っている工事用の柵で仕切られたエリアは海苔干場です。
青島の地図
長浜から青島へのフェリーのなかで、わら半紙に印刷した注意事項が配布されます。注意事項の紙の裏には、青島のイラストマップが印刷されています(画像をクリックで拡大します)。
地図上の薄紫のマーキングはわたしが追加したものです。この薄紫のエリアが青島の集落です。小さな集落なので、徒歩20分もあれば全体を一周できます。猫がいるのはこの集落の中だけです。100匹とも言われる猫がこの狭いエリアで暮らしています。
猫へのエサやり
青島では、猫へのエサやりを禁止していません。ただし、港付近や桟橋でのエサやりは住人の生活に支障があるので禁止されています。
許可されているエサやり場所は一箇所です。上の地図をクリックして拡大していただくと、
「ネコの食事場所だニャン」
と書いてある場所があります。ここが公式な「エサ場」です。港に面した通路の端に、青いペンキでエサ場の場所が書いてあります。
まだ誰もエサやりを始めていないのに、猫たちは淡い期待のもと、エサ場になんとなく集まっています。
観光客が持ってきたエサをやり始めると、密集隊形に変わります。
われ先にエサに飛びつくので、かなりの混乱状態です。
青島はたいへん平和な島ですが、猫たちは結構けんかします。そこらじゅうで、「ぎゃー」とか「しゃー」とか「うー」とかやってます。原因は主としてエサの奪い合い。
猫パンチでエサ独占の場面です。左手でキジトラを抑えこみつつカリカリを食べる茶白。
その一方で、こんな仲良しの場面もそこここで見られます。
仲良し、その2。
青島の集落
青島の集落はどこも猫まみれです。
民家の廻りにポトポト落ちている猫たち。みな昼寝中です。20匹います。
集落から急な階段を上がった先の青島神社にも猫。
猫といえば高い場所。そして狭い場所。
民家の窓に木が貼り付けてあるのは強風対策と想像されます。
青島の集落の通路は、このくらいの幅です。昔は子供が走り回っていたそうですが、今はお年寄りと猫がのんびり歩いています。
山の上の小学校は1976年に廃校になりました。
校庭の銅像は野口英世です。
海岸の猫たち
猫の島ですから、海と猫を一緒に撮ってみました。
防波堤をゆく猫。
こちらも防波堤の猫。後ろに写っているのは青島灯台がある山です。
海に落っこちそうで心配になりますが、猫は垂直に近い石垣を慣れた様子で登り降りしています。
こちらも防波堤の猫。少し前まで子猫だったかな。
青島港のほぼ全景です。風が通って涼しそうですね、ここは。
海水なんか飲んで大丈夫でしょうか。余計に喉が乾きそうですけど。
漁船は猫の昼寝場所になっています。たぶん陸地より多少は涼しいのだと思います。昼寝のあと桟橋を上がってくる猫。
午後はみな日陰に
青島の日差しは強烈です。暑さに弱い猫たちは、午後は日陰で休憩です。
ぴったり日陰に収まる猫たち。
赤いポストに投函された郵便物は毎日午後3時半に回収され、その日のうちにフェリーで長浜に運ばれます。
青島の施設について
青島の桟橋の近くに、休憩所と水洗トイレがあります。
部屋の奥にある緑色のキャビネットは、余った餌を寄付していくための引き出しです。休憩室内には募金箱もあり、集まったお金は猫のエサ代に使われます。
青島は冬季はフェリーの欠航が多く、観光客が餌をやりに来ない日が続くことがあります。そういうときに、猫たちは備蓄の餌を食べてしのぎます。募金はその餌を買う資金になります。
なお、島には売店はもちろんのこと、自動販売機すらありません。食堂や民宿もありません。必要な物は渡航前に調達しておくことが必要です。青島の日差しは強烈なので、飲み物は多めに持参することをおすすめします。日焼け止めも必携です。
猫の足跡
集落内の通路はコンクリート舗装してあります。そこにも猫の足跡が。
ここだけじゃありません。集落内の随所に、こういう猫の足跡が残っています。さすがは猫島。
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青島への行き方は、リンク先の記事を参照してください。JR松山駅を起点に交通機関を紹介しています。
青島には売店はありません。必要な物は事前に入手してください。大洲市の長浜町にはコンビニやスーパー、民宿があります。