東京のなかでも野良猫が多いと言われる荒川区。区役所の庁舎で街猫写真展が開催されるほどですから。夏の夕方、隅田川沿いの遊歩道を歩いたら、たくさんの猫が夕涼みしていました。
隅田川の川辺の猫たち
猫は川岸の公園にいます
都電を「荒川遊園前」停留所で降りて、交番の横の道を直進すると、荒川遊園の正門に突き当たります。そこを右折すると、200mほど先に川岸に続く細い通路があります。荒川遊園に入園しなくても、ぐるっと廻りこんで隅田川沿いの公園に出ることができます。
下の地図の赤いマーキングのあたりが、隅田川沿いの猫スポットです。
都電の駅からの道順をGoogle mapにマーキングしました。
近年きれいになった隅田川は、夏でも臭いません。水上バス乗り場から上流方向に数百メートルの川岸が公園として整備されています。川岸のスーパー堤防には低い草が茂り、対岸にはマンションが並びます。
この写真にも猫が2匹いますが、わかりますか?
ちなみに、この半円形の屋外ステージは、「アリスの広場」と言います。なぜアリスかというと、あらかわ遊園の「ア」、リバーサイドの「リ」、ステージの「ス」の3文字をつなげて命名されたとのこと。
納得しがたいセンスですが、猫を見に来ただけのわたしには関係ない話でした。
夕涼みする猫たち
この日の東京は、34度を超す暑さでした。夕方薄暗くなった頃から、人の顔が見えなくなる時刻まで、隅田川の川岸には夕涼みする猫がたくさんいました。
猫は日が落ちて冷めた地面に寝そべっています。
300mくらいの川岸のそこここに猫がいます。結構な猫まみれ状態です。
川風が涼しいんでしょうかね。
タイルブロックの地面が気持ち良いみたいで、通路で寝そべっている猫が多いです。警戒レベルは意外にも高く、人が近くに立ち止まると、そそくさと近くの茂みに入ってしまいます。
写真を撮っている間にもどんどん暗くなり、もうシルエットしか写らなくなりました。
荒川遊園前交番の裏手にも猫がいっぱい
都電の荒川遊園前駅前の交番裏にも、たくさん猫がいます。区立のグラウンドの横が公園になっていて、ベンチで一杯やっているおじさまが多く、餌をもらいやすいのかも知れません。
川沿いの猫よりも毛並みが綺麗で、人慣れしています。警戒レベルはほぼゼロです。猫と遊びたいなら、このあたりの猫の方がよいかも知れません。
なぜか少年野球の練習を熱心に見入る猫。そういえば猫もボールが好きでしたよね。
帰りは都電で大塚に出ました。川岸から都電荒川遊園前駅まで徒歩で約7分。なお、JR京浜東北線の尾久駅までは徒歩約15分です。
というわけで、荒川遊園裏の隅田川沿いの猫の紹介でした。ここは、東京都内の猫探しスポットとしては、かなりレベルが高いです。お勧めです。