日本には境内に多くの猫が住む「猫寺」や「猫神社」がたくさんあります。千葉の名刹「法華経寺」もそのひとつです。
千葉の日蓮宗法華経寺
法華経寺は千葉県市川市にある日蓮宗のお寺。創立は鎌倉時代の文応元年(1260年)。寺が所蔵する日蓮の書跡は国宝です。境内には重要文化財に指定されている建造物がいくつもあります。
そして法華経寺は、猫寺でもあります。境内に多くの人なつこい猫が住み着いていると聞いて、訪問してみました。
JR下総中山駅から徒歩15分くらい。京成電鉄の踏切と千葉街道(国道14号線)を越えると、お寺の門が見えてきます。
参道には飲食店が数軒。
法華経寺はお正月の初詣の人出が千葉県内で4位。この参道に1時間待ちの行列ができるとのこと。年中行事がある日は多数の屋台が出て賑やからしいですが、普段の平日はパラパラと参拝者がいる程度で、静かです。
法華経寺の重要文化財
重要文化財の五重塔と祖師堂。
同じく重要文化財の四足門。室町時代の建築です。
本院でおみくじを引きました。恋愛「楽しむ程度なら吉」ってなんだこれ。こんなおみくじ始めてみました。
かろうじて猫いっぴき
東京からここまでやってきた目的は、重要文化財の見学ではなくて、猫。しかし、境内を数周して探しても猫は一匹も見つかりません。時刻は正午頃。みなさんどこかで寝ているのでしょうか?
諦めて帰ろうかと思ったとき、ようやく第一猫に会えました。
境内の食堂で飼われているらしきキジトラを見つけました。
ギリギリのところで、成果ゼロは免れました。あやうく自分がボウズになるところでした。
法華経寺に多くの猫が住んでいることは、他の人のブログで確認済みです。そのうちまた時期を見てリベンジに来ようと思います。
境内に、こんな掲示がありました。
糞尿被害じゃなくて、文化財保護が理由なんですね。重要文化財の柱で爪とぎするイケナイ子がいるんでしょうか。
このお寺に元気な猫がいることは確実のようです。
追記:リベンジしました
法華経寺を再訪し、今度こそ猫たちに出会うことができました。猫が散歩していそうな午後4時頃に出直しました。
参道にいたキジ白
門を入ったすぐのところにいたキジ白。茂みに入って行ったので、深追いできませんでした。
キジトラと再会
初回訪問時のキジトラと再会しました。
食堂付近にいたキジ白
境内の飲食店で飼われているのかな? このキジ白は。
人が近づいても落ち着き払ってます。
端正な顔つき
人馴れしていて、警戒心ゼロ。
ちょいブスの茶白
広い境内を散歩していた、ちょいブスの茶白。
階段をのぼっていきます。
どこに行くのかと思ったら
水を飲みに来たのでした
この人も警戒感ゼロ。
そして木登り
体格からして、エサもちゃんともらってそうです。
自由で幸福な猫。
いつも思うんですが、野良猫は、たまたまどこに住み着くかでその後の猫生が天と地ほど違います。お寺や神社や教会に住み着いた猫は、最高に幸運ですよね。
千葉県市川市中山二丁目
京成電鉄:京成中山駅 徒歩3分
JR東日本:下総中山駅 徒歩8分
無料駐車場あり 50台