大阪の猫神社【上宮天満宮 高槻市】

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上宮天満宮は猫神社

大阪府高槻市にある上宮天満宮は、日本で二番目に古い天満宮。1000年以上の歴史を有します。そしてこの神社は、猫神社でもあります。

上宮天満宮(大阪府)

上宮天満宮は、「うえのみやてんまんぐう」または「じょうぐうてんまんぐう」と読みます。どちらで読んでも良いそうです。ちなみに、公式サイトのURLは「jogu.jp」となっています。

JR高槻駅からほど近い小高い丘のうえに、鳥居が立っています。

この鳥居をくぐり、さらに上り坂は続きます。

結構きつい坂です。

この地形ゆえ、織田信長は、三好氏を討伐する際に、ここに本陣を構えました。また、豊臣秀吉は、山崎合戦で明智光秀と戦う際にここに本陣をおいています。

階段をあがると意外に広い空間が広がります。

まずは本殿にお参りしました。

かつて豊臣秀吉が寄進した本殿は平成8年に放火により焼失し、現在の本殿は平成14年に再建されたもの。本殿の屋根や外装部分は竹が多用されています。上宮天満宮が所有する広大な竹林の竹を使用して建造されたとのことです。

主祭神は、菅原道真命(すがわらのみちざねのみこと)です。

上宮天満宮が猫神社である理由

上宮天満宮が猫神社と呼ばれる理由は2つあります。

  1. 可愛い猫を飼っている
  2. 動物供養(特に猫)に力を入れている

まず、1については、三代にわたり「神社猫」を飼っているそうです。三代目神社猫の「モモ」がモデルの素焼き像とおみくじを拝受できます。

入社時のモモの画像。神社に入るから「入社」なんですね。

さて、次に、動物供養のほうです。

上宮天満宮の境内の片隅に、小動物を供養しその霊を祀る「守護天神」があります。

お賽銭箱の上には、猫の家族の銅像。

銅像の題名は「家族」です。

守護天神の由来が説明されていました。

(掲示されていた「由来」より引用)
ここはねこ、いぬ、ことり、など、いわゆるペットとして人間の生活に深く関わってきた小動物を守り、祀る神社として建立されました。この社の再建整備の期間を通して、捨てられ、私生した野良猫の実態を知り、慈悲なき世界に住む彼らを守り、護ることになりました。共に生きる喜びを与えられ救われることの多さも知りました。

このささやかな末社が、この社に住む小動物たちを慈しみ、そのお気持ちが広く波及して少しでも良い環境を作ることができれば、という事です。合掌。

社殿の壁には、愛猫の長生きや病気回復、そして長年一緒に暮らした亡き猫への感謝の言葉を記した絵馬が、たくさん掛けられていました(モザイクかけてあります)。

こういう風にストレートに猫を祀っている神社は、実はそう多くないですよね。

神社猫のモモには会えませんでしたが、社務所前の庭に、猫の像がありました。これはこれで可愛いです。

上宮天満宮のアクセス

上宮天満宮は、JRまたは阪急京都本線の駅から歩けます。JRの方が近いです。

  • JR西日本京都線 高槻駅(徒歩約7分)
  • 阪急電鉄京都本線 高槻市駅 (徒歩約16分)

鉄道駅から徒歩圏内の猫寺、訪問してみてはいかがでしょうか。

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