三浦半島の先端、神奈川県三浦市にある城ヶ島は、高低差のあるダイナミックな景観で知られる観光地です。東京からは、京急の電車とバスで2時間弱。この城ヶ島には、2つの猫スポットがあります。
城ヶ島の猫たち
城ヶ島は、田代島や江の島のように島全体が猫天国になっているわけではありません。一般の民家があるエリアでは、一匹の猫も見かけません。猫がいるのは、島の西端の釣り場付近と、東端の城ヶ島公園の2か所です。
城ヶ島公園の猫たち
島の東端部分は、神奈川県立城ヶ島公園として整備されています。その公園のなかに、ボランティアの方が餌やりをして猫を保護している場所が2か所あり、それぞれ数匹の猫が暮らしています。
防災倉庫付近
まずは駐車場の防災倉庫のあたり。倉庫の下を覗いてみます。
クロネコ君と、
茶白くん
そして白ねこ。
四匹めは、水仙の前のベンチで昼寝中でした。
この日は、1月だというのに16度まで温度が上がりました。猫もほっとする温かい一日でした。
展望台あたり
芝生公園の展望台のあたりにも数匹の猫が暮らしています。展望台は2つありますが、そのうち入口から近い側の展望台です。人懐っこい子もいれば、人の姿が見えただけで逃げていく子猫もいます。
展望台の手すりを登る猫。
こちらは、芝生広場を移動中。
どこに行くのかと見ていたら、ベンチでお弁当を食べている人の前で止まりました。微妙な距離をとって、行儀よく待っています。よい子なのでこれ以上は近づきません。鳴いてねだったりもしません。静止したまま、ひたすら待っています。
10分ほどこのまま待っていたのですが、何も貰えなかったので、あきらめてベンチで寝てしまいました。
腹が減っているわりには幸せそうな寝顔です。
気弱な子猫は茂みの奥から出てきてくれませんでした。
城が島バス停あたりの猫たち
釣り人にまとわりつく猫たち
三崎口からのバスを終点の「城ヶ島」で降車し、三浦半島方向に少し歩くと、釣り人が並んで糸を垂れる海岸があります。そのあたりに、釣果のおこぼれ狙いの猫が数匹います。
岸壁沿いを、複数の猫がウロウロしています。
クロネコも。
こちらは民家で飼っているらしき、値段の高そうな猫。近寄ったら逃げてしまいました。
城ヶ島灯台あたりの猫たち
城ヶ島灯台に行く途中の食べ物屋が飼っているらしき2匹の猫です。
海岸沿いを巡る散歩道の入口でしばし海を眺めてから、
家の前に戻って、
ごろごろ。この子はミーコという名前らしいです。
もう一匹はクールな様子。こちらはドン。人にドンとぶつかってくるとのこと。
城ヶ島の観光スポットと食事
城ヶ島の海岸を歩く
城ヶ島の観光と言えば、海。ダイナミックな岩場の海岸と、灯台、馬ノ背洞門と呼ばれる洞門が、城ヶ島のおもな観光地です。
城ヶ島の両端には白い灯台があります。東京湾の入口なので、たぶん重要な灯台なのだと思います。こちらは西端の城ヶ島灯台。丘の上に建っています。
こちらは島の東端の岩の上に立つ安房埼灯台。
観光スポットとして有名な馬ノ背洞門です。岩場を歩いて近くまで行けますが、この日は猫が目的の旅だったので遠くから写真を撮っただけでした。
太平洋側の海は荒く、岩に強く打ちける波が釣り人をさらってしまいそうに見えます。
城ヶ島での食事
城ヶ島にはコンビニや売店はないので手軽な食事は調達できません。三崎口の駅前、バス乗り場のすぐ横にセブイレブンがあるので、おにぎりか弁当を買っていくとよいと思います。飲み物の自販機は島の至る所にあります。
食堂は、城ヶ島バス停付近に数軒あります。海産物を使った定食類が1000円~1600円くらいです。観光地価格なので、若干高めです。
おすすめの食堂は、バスターミナル前にある「しぶき亭」です。この店は、定食や丼物がオール1000円で、他の店よりも安いのですが、店内は一番清潔で、味もよいです。周囲の食べ物屋がガラガラなのに「しぶき亭」だけは満席で順番待ち状態。席につくまでに15分くらい待ちました。
食べたのはマグロとイカのミックス丼(1000円)。付け合わせのマグロの角煮もおいしかったです。
その他、マグロかつ丼やマグロかつ定食も人気メニューのようでした。
城ヶ島へのアクセス
城ヶ島への行き方は、鉄道(京浜急行)の終点「三崎口」から、京急バスの「三9系統 城ヶ島ゆき」に乗車して20分程度です。バスは1時間に2~3本。時刻表はこちら。城ヶ島からの帰りのバスの時刻表はこちらです。
料金は、三崎口駅から城ヶ島公園の最寄停「白秋碑前」まで乗って350円。終点の「城ヶ島」バス停まで行くと400円です。写真の2番のりばから乗車します。SuicaやPASMOが使えます。
東京や横浜から行くなら、京急が販売している三浦半島一日バスを使うと便利だと思います。
品川駅発着の料金は1960円、横浜駅発着なら1440円です。三浦半島の京急と京急バスが乗り放題です。鎌倉や観音崎も京急バスのフリー区間に含まれるので、ついでにいろいろ廻る予定ならお得だと思います。