許波多神社で猫を探す
許波多神社(こはたじんじゃ)は、京都府宇治市にある小さな神社です。実は宇治市に許波多神社は2つあり、そのうち「猫神社」として知られているのは、JR黄檗駅から徒歩15分の五ヶ庄にある許波多神社です。
許波多神社
許波多神社は、こじんまりとした神社です。
かつては広大な敷地があったそうですが、明治時代に陸軍の火薬工場を建設するために敷地のほとんどが接収され、今の狭い敷地に移転したのだそうです。そのとき接収された土地はいまは自衛隊の宇治駐屯地になっています。
創建は大化元年(645年)。孝徳天皇が中臣鎌足に命じて造営させたのが始まりと伝えられているそうです。
境内には実物大の馬の像が。
これは神馬(しんめ)。神様がお乗りになる馬です。
かつて広い敷地があったころは、社殿の前で競馬(くらべうま)の神事が行われており、許波多神社は「競馬発祥の神社」とも言われるそうです。境内に吊るされた絵馬には、競馬の的中を願うものが散見されました。
本殿はこじんまりとしていますが、重要文化財に指定されています。
こじんまりとしてはいますが、全体によく整備され、清々しい雰囲気がただよっています。
瘤を撫ぜると病が快方に向かうという御神木。ただしコロナ禍の今は触らないでくださいと張り紙がしてありました。
許波多神社の黒猫さん
最近、猫神社として有名になりつつある許波多神社ですが、この日は雨が降っていて、猫さんたちは表にでてきてくれませんでした。
晴れた暖かい日なら、この参道で昼寝する猫さんたちに会えるそうです。
かろうじて、社務所の軒下にいた黒猫さんを発見しました。
近づいたら、さっと逃げられてしまいました。
許波多神社は、天気の良い日に行くのがおすすめです。
許波多神社のアクセス
許波多神社は、JR黄檗駅または京阪電車黄檗駅から歩けます。京阪の黄檗駅からの方が少し近いです。
- JR黄檗駅の改札を出たら、目の前の交通量の多い通りを左に進み、歩道橋のある交差点を左折。踏切を渡ってまっすぐ歩いていけば、右手に許波多神社が見えます。
- 京阪電車の黄檗駅からだと、自衛隊駐屯地の方面に迷い込んでしまって道がわかりにくいので、スマホのナビを使って歩くことをおすすめします。
なお、許波多神社に駐車場はありません。
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