梅宮大社は猫神社
京都市右京区の梅宮大社は「猫神社」として有名です。創建は平安初期。現在の本殿や楼門は江戸時代の建築で、京都府の文化財に登録されています。
こちらの神様は酒造の神様でもあるので、境内には献上された(?)多くの酒樽がならんでいます。
また、梅宮の「梅」が「産め」に通じるので、子宝祈願の神社でもあります。
猫は子沢山ですから、梅宮大社が猫神社であることと子宝祈願は矛盾しませんよね。
猫がたくさん梅宮大社
梅宮神社に猫が多い理由
梅宮神社は猫神社と呼ばれますが、祭神や歴史的由来は、猫とは無関係です。ではなぜ「猫神社」かというと、猫をたくさん飼っているから。現在、境内で暮らす猫は11匹(と聞きました)。
宮司さんが保護した野良猫が繁殖して、増えたのだそうです。
猫の写真家として著名な岩合光昭さんも、ここ梅宮大社に「世界ネコ歩き」の撮影にいらしたことがあります。
社務所の横に猫のカゴと毛布の山がありました。冬は毛布の下に猫が埋まっています。
梅宮神社の猫たち
猫にあえる確率が高いのは午前中のようです。寒い2月の朝でしたが、この日は3匹の猫にあえました。
参拝客用のベンチで日向ぼっこする長毛種の猫さん。
かわいい。
猫さんも寝起きは喉が渇くのでしょうか。
高速の舌使いで水飲み。
こちらは、社務所横の毛布から出てきた白猫さん。
寝起きはやっぱりここで水飲み。
猫は縁台の上を歩き回っていますが、参拝客がこの縁台に座ると怒られるという口コミがありました。ご注意あれ(ちなみに、怒るのは猫ではなく神主さん)。
かなり年齢を重ねていそうな黒猫さん。
よく懐いていて、接写しても平気です。
黒猫さんも同じ場所で水を飲んでましたが、写真がうまく撮れていませんでした。
なお、猫へのエサやりは厳しく禁止されています。とくにマタタビは厳禁だそうです。
猫にひっかかれた場合は、社務所で消毒してくるとのことですw
庭園は季節次第
神社敷地内に日本庭園があるのですが、庭園に入るには入場料600円が必要です。この金額はちょっと高い印象かな。京都の有名な寺院、たとえば清水寺の本堂(国宝)でも400円、京都を代表する名庭園である龍安寺の石庭でも500円で拝観できますからね。
季節にもよるのでしょうが、少なくとも冬はあまりぱっとしません。菖蒲や紫陽花の季節なら、とても綺麗らしいです。
もしかしたら猫がいるかも、という期待でお金を払って入園してみたのですが、猫はいませんでした。
梅宮神社のアクセス
梅宮神社は、京都の市街地の西の端にあります。徒歩数分のところを、桂川が流れています。
京都駅や繁華街の四条河原町、四条烏丸からは、市営バス一本で行けます。
- 京都駅からなら28系統、71系統
- 四条河原町からなら3系統
- 四条烏丸から3系統、29系統
どのバスも日中なら1時間に数本あります。料金は一律230円です。
バス停「梅宮大社前」で下車。50メートルほど前方の信号を右折するとすぐです。
大阪方面から行くなら、阪急嵐山線の松尾大社駅で降りて、桂川の橋(松尾橋)を渡って、徒歩10分程度です。
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